ゲッベルス。第三帝国の首謀者（電子書籍）

デイヴィッド・アーヴィングの1996年の伝記は、 ヨーゼフ・ゲッベルスヒトラーの宣伝部長。これまで絶版でした。今回、多くの新しい白黒写真とカラー写真を加え、これまでよりもさらに高品質で復刻されました。

ニューヨークタイムズのティナ・ローゼンバーグは、この本を「ロールスロイスのような本」と呼んだ。

シンジケートコラムニストのリチャード・コーエン氏はこう語る。「アーヴィングのゲッベルス ― 臆病になる必要はない」

「今世紀最も有能かつ最も危険な人物の一人の政治的行為について知りたい人は、自分が読んでいるのが、一人の優れたプロパガンダ家が別の優れたプロパガンダ家について書いたものだということを覚えておくべきだ。」 ロンドンのオブザーバー紙のギッタ・セレニー

歴史家デイヴィッド・アーヴィングは、モスクワの赤軍の「戦利品」文書館に50年間箱詰めされ、誰にも知られずに放置されていたマイクロフィルムのゲッベルスの日記8万ページを初めて開封し、活用した人物である。アーヴィングは、この驚異的な宝物に西側諸国の文書館での6年間の研究を加え、アドルフ・ヒトラーの悪の天才、ヨーゼフ・ゲッベルス博士の初の本格的な伝記を執筆した。

物語は、貧しい学生としてハイデルベルクに通うゲッベルスに付き添い、大学で最も美しい女性学生を勝ち取る。後に彼が育む伝説とは裏腹に、彼は30代前半まで性的に未熟なまま、ベルリン、そしてドイツ全土の獲得に身を投じる。 ヒトラーのナチ運動の台頭30 年代後半、チェコの女優に誘惑され、自殺寸前まで追い込まれる。錯乱状態に近い狂乱の中で、彼はドイツのユダヤ人に復讐し、1938 年 11 月に「ガラスの夜」を引き起こした。その後、彼はユダヤ人をベルリンから追い出し、ヒトラーを最終解決へと駆り立てた。

本書は、ライヒスターク火災、長いナイフの夜、ドルフース殺害、ザール住民投票、プラハ侵攻、真珠湾攻撃、その他近代史の数多くの転換点に関するゲッベルスの秘密の未発表文書を初めて収録したものです。ゲッベルス博士はヒトラーの内幕会議を忠実に記録し、ナチス指導部の隠された手法と戦略を文書化しています。

ついに祖国が空からの火の雨と虐殺に飲み込まれるなか、最後まで持ちこたえるよう国民に声を大にして訴えたのはゲッベルスだった。1945年5月にその終わりが訪れると、彼は妻と6人の子供を連れてナチスのヴァルハラへと向かったが、その冷酷さは旧ソ連の公文書によって今や完全に明らかにされている。

この見事な記述のあらゆる場面で、デイヴィッド・アーヴィングはアーカイブの記録に基づいて物語をしっかりと構築し、今日まで歴史書に残ってきた第三帝国に関する多くの伝説を払拭しています。

『ゲッベルス: 第三帝国の首謀者』は研究の傑作であり、恐るべき悪についての説得力のある物語です。

「デビッド・アーヴィングは、比類のない勤勉さと成功を誇る忍耐強い研究者です。」 オブザーバー紙のAJPテイラー

「アーヴィングは、知られざるナチスの資料を掘り起こす並外れた才能を持っています。彼はナチズムの『精神』を見抜く真の才覚を持っています。」 ノーマン・ストーン教授、ニュー・ステイツマン誌

「アーヴィングの研究努力は素晴らしい。」 シカゴ・トリビューンのラリー・トンプソン教授

「デイヴィッド・アーヴィングは、優れた研究者であり、文書の優れた発見者であり、熟練した作家であり、物語をうまく伝えています。」 サンデー・テレグラフ紙のヒュー・トレヴァー・ローパー